アユが泳ぐ清流でツンツン攻撃??

賀茂保育園では、ライフジャケットを着て川を流れる体験を行います。まるでカッパのようですね。

この春、天神川漁協の協力で、稚鮎を15,000匹放流したので、

「もしかしたら、流れていたら魚がツンツンつっついてくるかもしれんよ。」

というと、園児達は『わぁー』と驚いていました。

 

連日保育園の横では、アユ釣りの太公望たちが川に入っています。車のナンバーを見ると県外車も多くみます。釣果を聞けば、結構数も出るし、大きさも20cmを超えると話されていました。

その話を聞いていたので、アユのツンツン攻撃は全くでたらめな話ではないと思います。

 

アユはこの時期、川の石に生えた苔を食べて成長します。アユの口をよく観察すると、他の魚と違って歯が櫛のようになっており、苔をはみやすいように進化しています。それと、アユは縄張り意識がとても強い魚で、自分の気に入った石の苔を独占します。しかし、ひとたび別のアユがやって来ると、身体をぶつけて追い払います。この習性を使ったのが『アユの友釣り』です。

賀茂保育園の河童たちがアユの縄張りにやってくると、怒ったアユがツンツン体当たりをしてくることは十分に考えられるのです。

実際に橋の上から見ると、石に身体をこすりつけるようにして餌をとるアユの姿も見られることから魚影も濃いようです。

本日、賀茂保育園のカッパ君が流れてみました。流れるカッパ君の横で、アユらしき魚が飛びはねたものの、ツンツン攻撃を受けたカッパ君はいなかったようです。

それにしても、清流でアユにツンツンされそうな園児達。すご~~いと思います。

                    吉田園長

 

 

 

クシのような形をしたアユの口