祖父母参観日『ちまき作り』で園児が学んだもの

『ちまき作り』で、園児たちはいろいろなことを学びました。

①   笹の葉採り:暑い中、汗ダラダラで笹の葉を採りに行きました。買えばよいのではなく、自分たちで準備することの大切さを学びました。

当日は、笹がたらくなったらいけないと、近くの山から笹を採って持参いただいた方もおられました。思いやり、やさしさを学びました。

②   おばあちゃん、おじいちゃんが目の前でちまき粉をこねられると、どんどん大きく丸くなっていくのを見ました。先輩、目上の方の経験に基づく技術を学びました。園児の歓声で感動がよくわかりました。

③   笹を巻く:これまでの粘土あそび、先日体験した草団子つくりの経験が活きました。それと、三朝の伝統も学びました。笹の巻き方は、それぞれの家庭で若干の違いがあることも学びました。

④   素材の味を楽しむ:家庭では、砂糖やしょうゆをつけるところですが、ちまきの粉だけの味(笹の葉の風味)を味わい、学びました。

⑤   場に対する心つかい:会場には『菖蒲』が飾られました。これも参加された方が提供されました。

端午の節句は菖蒲の節句ともいい、『菖蒲』は『尚武(武をたっとぶ)』に通じるということで、武家では、『菖蒲』を飾りました。これが発展し、子ども達の無事な成長を祈りどの家でも飾られるようになりました。本日も、園児達の活動を『菖蒲』が見守ってくれました。

 

賀茂保育園では、今後も園児に本物の体験を通して、園児の探求心、好奇心や感謝の気持ち、感動する心など高めてまいります。

ご出席いただいた皆様、また、いろいろとご提供いただいたすべての皆様にお礼申し上げます。

                           吉田園長